ベスト8の戦いを振り返る①

ベスト8の戦いを振り返ってみよう。まずは前半の2試合。

スイス 1 - 1 (1 - 3) スペイン。

スペインが、PK戦の末にフランスを破って勢いに乗るスイスを下して、連覇を達成した2012年大会以来のベスト4へ進出した。

しかし、今大会のスペインには、連覇を達成した時のような雰囲気はない。

この試合でも、77分に相手が10人になって守りに入ったスイスを、延長戦も含めて40分以上にわたりゴールを奪うことはできなかった。

PK戦でもどちらかと言えば、スイスが自滅した形になり、実力というより運を味方につけての勝利と言える。

準決勝のイタリア戦は、これまで以上に厳しい試合になるだろう。スペインが勝利する唯一の条件は、幸運の女神がスペインに微笑むことだけだろう。

敗れたスイスは、77分のフロイラーのレッドカードが全てだった。

その直前の68分にはシャチリのゴールで同点に追いついていて、追撃ムードに水をさしてしまった。

しかもそのファールはそれほど危険のものでなく、他の試合でも同様のプレーでレッドカードが出たことはなかっただけに、スイス側としては実に悔やまれる判定だった。

その後は、監督の想定通り、延長戦まで引き分けで耐え忍んで、PK戦に持ち込んだが、スペインのGKシモンの威嚇的な守備に影響されたのか、1人しかPKを決めることができなかった。


ベルギー 1 - 2 イタリア。

もう一つの試合は、決勝戦のカードでもおかしくないような、ベスト8最高の好カード。

結果はこの大会で絶好調の新生イタリアが、FIFAランキング1位で優勝候補のベルギーを下した。

ベルギーは、デ・ブルイネ、エデン・アザール、ルカク、クルトワらの黄金世代を抱えながら、国際大会では優勝の経験はなく、この大会での優勝が期待されていた。

しかし、デ・ブルイネ、エデン・アザールは大会前から怪我に苦しんでいて、この試合でもエデン・アザールは出場できず、デ・ブルイネも本調子からは程遠かった。

これまで効果的だったルカクのポスト・プレーも、イタリアの堅い守備の前にはあまり機能せず、全大会同様に、ベスト8で姿を消すことになった。

一方のイタリアは、大会前には攻撃的な新しいイタリアを不安視する声もあったが、この試合でも安定した戦いぶりで、手負のベルギーを終始圧倒していた。

ここまでのチームの総得点では、10得点だが、インモービレ、インシーニエ、ペッシーナ、ロカテッリがそれぞれ2得点。どこからでもゴールが生まれるという強みがある。

伝統のディフェンスも健在で、これまで2失点と安定している。

スペインに敗れて準優勝に終わった2012年大会以来のベスト4への進出。準決勝ではそのスペインとの対戦となる。


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