ベスト16:イングランド 2 - 0 ドイツ

ベスト16の戦い。4日目はイングランドとドイツの戦い。

ベスト16の8つの試合の中では、ベルギー対ポルトガル戦と並ぶ屈指の好ゲーム。どちらかがこの時点で大会を去ってしまうのは、なんとも悲しい。

イングランドは、グループDで首位だったが、初戦のクロアチア戦で1-0、続くスコットランド戦は0-0、最後のチェコ戦は1-0と、2勝したものの得点2、失点0という何とも効率的な成績。

失点0はグループステージではイタリアとイングランドのみ。守備の硬さは素晴らしいが、得点不足が気になるところ。

一方のドイツは、強豪が揃ったグループFで、初戦のフランス戦には敗れたものの、次のポルトガル戦で4-2と圧勝。最後のハンガリー戦では2-2と苦戦したが、結局2位となってベスト16に進んだ。

前半から両チームは積極的に攻撃を仕掛けて、攻守の切り替えの早い見応えのある試合展開に。

前半はお互い何回かチャンスがありながらも、0-0のまま勝負は後半へ。

75分、ケインがセンター・プレーから左サイドにはたき、ショーのセンタリングをスターリングが右足で合わせて遂にイングランドが先制した。

ドイツもミュラーがDFラインの裏に抜け出して決定的なチャンスを迎えるが、シュートは惜しくもゴールを外れる。

その直後の86分、グリーリシュの左からのセンタリングに、ケインが頭で決めてイングランドに追加点。

試合はそのままタイムアップ。地元のウェンブリー・スタジアムの大声援を味方につけたイングランドが、ベスト8に進んだ。

イングランドは、グループ・ステージの3試合でわずか2得点だったが、この1試合でその数字を倍にして見せた。

スピードある攻撃で、サイドからのセンタリングに2人が飛び込んでシュートを狙うというスタイルが見事に決まった試合だった。

イングランドはこれまで全ての試合をロンドンで戦ってきたが、次の試合は初めてロンドン以外の地、ローマで行われる。

ホームのロンドン以外でもこの調子で勝ち進むことができれば、その後の試合はまた全てロンドンで戦うことができる。初優勝がより現実味を帯びてきた。

敗れたドイツは、イングランドに負けないようなスピードある攻撃を随所に見せたが、この大会でまだ無失点のイングランドのゴールを割ることはできなかった。

ディフェンスの差が、この試合の明暗を分けた方になった。

奇しくも、これで死のグループと言われたグループFからベスト16に進んだ、フランス、ポルトガル、そしてドイツが、大会から姿を消してしまった。


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